―実験・資料室―\r
「どぅいうことだ!龍華」
「どうもこうも仕方ないだろ・・・・!」
中で、藻と龍華がなにやら話している。
「あの子達は強い。だから過去みたいになることはないさ」
「強いからこそ心配なんだ・・・また同じことになったら・・・」
龍華黙り込む。
「でも、行く。こぅでもしないとココも危なくなる」
「大丈夫だ。外からは人が入れないようにしてあるし・・・―――」
「じゃあな・・・もぅ時間だ」
ドアの方に歩って行く龍華。
「ま、待つんだ!『ディーカ』と手を組んじゃ行けないんだ!」
立ち止まらずにドアの方に向かう龍華。
「そしたら御前が死ぬかもしれないんだ・・・―――」
龍華立ち止まる。
「しょうがないんだ・・・啓吾達のためさ・・・・」
「り、龍華・・・・?」
「とにかく、今の話は啓吾たちには話さないでくれよ・・・じゃあな」
部屋から出て行く。
「無茶なことをっ・・・・」
次の日から龍華は消えた。
藻先生からは”『ハイト』の所へ仕事を探しに行った”と、言われた。
でも、ある日龍華が居なくなった訳を聞かされることになるのだ・・・