貴方の首に手を回した瞬間
終わりだと思った
もうコントロールは利かない
理性は簡単に崩れ
本能の儘に流されてゆく
貴方の強さに負けてしまう自分が嫌
躊躇いを忘れ
落ちて行く自分が情けない
愛情なんて無い
それは解っている
私の愛情を利用されているだけだとゆうことも
どうにかなりそうな感情を抑え
どうにかなってしまいたいと思う
愛してると耳元で囁きたい気持ちを抑え涙が目尻を伝う
捨てられてもいい
此処に居る私が
少しでも貴方の記憶に残るなら
深く関わるのを恐れていた自分と
いつかこうなることを予感していた自分が
哀しみと薄情な貴方の愛に溺れてゆく
一層この儘命を亡くしても構わない
私を消して
今
此処で終わらせて欲しい