結局誰に話したところで幸四郎はモヤモヤを消すことが出来ず、行き着いた方法は・・・。
「宮岸くん」
部室でまたまた二人きりになり、ほのかは今度は告白されると誤解したが幸四郎はほのかの期待を裏切り別の言葉を言った。
「僕たちは・・・・・一緒に寝たの?」
ほのかは言葉を鵜呑みにし、頷いた。
「あぁ〜〜、その、そういうことをしたの?」
「え?どういうこと?」
幸四郎は自分の携帯に付けられたストラップのHを指さしていった。
「こういうこと」
途端にほのかの顔は紅くなり照れながら叫んだ。
「そ、そんなわけないじゃん!もう〜〜!!最近の男の子は〜!!」
「ですよね〜〜!!!あー良かった〜」
良かったというセリフを聞いてほのかは少し落ち込んだが、幸四郎の優しさとして受け止めた。何も無いに越したことはない。お互いの許可無しには。
ほのかはいつか必ず互いに認め合って今度こそ、と心に決めた。