人魚と天使−最終話−

のえる  2007-05-29投稿
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神様はアルゼを人間の姿にし、天使のリングをアルゼに授けました。

アルゼは目を覚ました途端、自分の体の変化に気付きました。
二本のスラリと長い足…白い翼に天使のリング。

「神様ありがとう!私を天使にして下さったのね!ラエロも助かって良かった!」

アルゼは今までにない可愛いらしい笑顔で言いました。

天使になれたアルゼとラエロは天国で暮らし、自由に空を飛び続けました。

そして神様にラエロがアルゼの為に叶えて貰ったもう一つの願いとは…

それは人魚だったアルゼの仲間たちが楽しく暮らせるように人魚と海の仲間や人間たちが仲良くなれること…。
神様に願いを叶えて貰ってからは人魚は暗いイメージではなく明るい太陽の下の綺麗な海を泳ぎ魚たちとも戯れる人魚になったのでした…

アルゼは仲間たちの笑顔を毎日空の上から笑顔で眺めています。もう悲しげな顔で歌を歌っているアルゼはいません。

これは昔の昔、人魚のアルゼと天使のラエロが出会ったお話でした……
−終−

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