僕は、教室を出て屋上へいった。昔から、ことあるごとにここへきていた。巧とけんかしたときも。もちろんあの事件のときも・・・ぼくは、いかなきゃいけないきがした。とにかくすぐいけばたくみがいるきがした。僕は階段を上りきってドアをおもいっきり押した。
「あっ・・・」
「・・・よ、よっ」
そこには、巧がいた。やはり、巧もここにきていた。うっすらときずいていた。だからこそここにきた。
「あのさぁ、ぼく・・」
「いいんだ。おまえだってつらいんだろ。わかってたのにあんなこといってごめんな。だが、もうやきゅうはやらないよ。」
「なぜさ?もう、終わったことだろあの事件は。」
「なんでおわったなんていえるのさ?おまえはわすれたいだけじゃないのか?そうやって、いつもおまえいつもみてみぬふりか?」
「そうじゃないよ!!」
知らぬ間に涙がこぼれそうになってきていた。あの事件が、何回も心の中であばれそうになっていた。
「じゃあなんだ?それとも、あの事件は自分のせいじゃないってのか?」
「ちがうよ!」
バッテリー?完
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