Baseballーバッテリー?ー

§Chika§  2007-05-31投稿
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僕は、教室を出て屋上へいった。昔から、ことあるごとにここへきていた。巧とけんかしたときも。もちろんあの事件のときも・・・ぼくは、いかなきゃいけないきがした。とにかくすぐいけばたくみがいるきがした。僕は階段を上りきってドアをおもいっきり押した。

「あっ・・・」

「・・・よ、よっ」

そこには、巧がいた。やはり、巧もここにきていた。うっすらときずいていた。だからこそここにきた。

「あのさぁ、ぼく・・」

「いいんだ。おまえだってつらいんだろ。わかってたのにあんなこといってごめんな。だが、もうやきゅうはやらないよ。」

「なぜさ?もう、終わったことだろあの事件は。」

「なんでおわったなんていえるのさ?おまえはわすれたいだけじゃないのか?そうやって、いつもおまえいつもみてみぬふりか?」

「そうじゃないよ!!」

知らぬ間に涙がこぼれそうになってきていた。あの事件が、何回も心の中であばれそうになっていた。

「じゃあなんだ?それとも、あの事件は自分のせいじゃないってのか?」

「ちがうよ!」

バッテリー?完
ToBeContinue



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