DARKNESS

かずきち  2007-06-01投稿
閲覧数[194] 良い投票[0] 悪い投票[0]

朝日が差し込む
また昨日と同じ毎日が始まる






朝日が,,,,
『ぁれ?差し込まない・・』






まっくらだ・・・・何も見えない           









僕は朝起きたら何も見えない、盲目になっていた










慣れている部屋では見えないことも問題ではない
手探りで会社に電話をかけ今日は休むと伝える   













僕は目が見えなくなったことに焦りよりむしろ喜びを覚えていた






このつまらない、殺伐とした世の中に飽き飽きしていたのだ         






さて今日からなにをしてやろうか






目が見えなければ口うるさい上司の顔を見ることもなければ、嫉妬深い彼女の顔も見なくてすむ






浮き足立ったままお気に入りのCDをかける
目が見えないので浮き足立つのは一苦労だが、、










目が見えなくても食事は作れた
こおいう時に電子レンジは役に立つ










そうこうしているうちに夜になった
目が見えないと音がよく聞こえる
電車の音、人の声、風の音

夜の匂いも






ふいにそれらを目で見たくなったが諦めた






今日から盲目の身    光のない世界で生きていくのも悪くない気がした








明日に備えて寝よう






僕はもぅひとつのまぶたを閉じた

















夜が明ける
朝日が差し込む








『ぁれ?朝日が差し込んでる・・・・』









『・・・・・・・・・・・・・・・・・・。』















今日からは光のある世界で生きていくことにしよう

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 かずきち 」さんの小説

もっと見る

ノンジャンルの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ