DARKNESS

かずきち  2007-06-01投稿
閲覧数[193] 良い投票[0] 悪い投票[0]

朝日が差し込む
また昨日と同じ毎日が始まる






朝日が,,,,
『ぁれ?差し込まない・・』






まっくらだ・・・・何も見えない           









僕は朝起きたら何も見えない、盲目になっていた










慣れている部屋では見えないことも問題ではない
手探りで会社に電話をかけ今日は休むと伝える   













僕は目が見えなくなったことに焦りよりむしろ喜びを覚えていた






このつまらない、殺伐とした世の中に飽き飽きしていたのだ         






さて今日からなにをしてやろうか






目が見えなければ口うるさい上司の顔を見ることもなければ、嫉妬深い彼女の顔も見なくてすむ






浮き足立ったままお気に入りのCDをかける
目が見えないので浮き足立つのは一苦労だが、、










目が見えなくても食事は作れた
こおいう時に電子レンジは役に立つ










そうこうしているうちに夜になった
目が見えないと音がよく聞こえる
電車の音、人の声、風の音

夜の匂いも






ふいにそれらを目で見たくなったが諦めた






今日から盲目の身    光のない世界で生きていくのも悪くない気がした








明日に備えて寝よう






僕はもぅひとつのまぶたを閉じた

















夜が明ける
朝日が差し込む








『ぁれ?朝日が差し込んでる・・・・』









『・・・・・・・・・・・・・・・・・・。』















今日からは光のある世界で生きていくことにしよう



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 かずきち 」さんの小説

もっと見る

ノンジャンルの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ