私は嘘をついて生きている。
生きる為に嘘をついているのかもしれない。
今、大好きな彼と一緒に暮らしている。
大好きな彼と一緒にいたいから、又彼に嘘をついている。
嘘…その?
結婚していて、子供がいる事。
私が彼と知りあったのはバイト先。一緒に仕事をしている間に彼に惹かれ、嘘をついた。｢貴方と同じでﾊﾞﾂｲﾁ。子供はいないよ｣と。私は、夫と子供を捨て彼と暮らし始めた。
嘘…その?
仕事。
彼と暮らす為にｿｰﾌﾟ嬢になる。だけど彼には、事務系ﾊﾞｲﾄ。今だに隠している。彼と一緒にいたいからお金が必要なのだ。
嘘…その?
実は借金まみれ。彼には貯金がたくさんあるよ…といいながら、ｿｰﾌﾟで働いて借金返済に必死になっている。
嘘…その?
｢浮気！｣している事。
でも、私の中では浮気じゃない。下心丸出しで近寄ってくる男達の気持ちを利用して、お金を得ているだけ。酷いかもしれないけど、私は身体で彼等男達に奉仕している。
私は、大好きな彼の為なら身体を売るのも平気だ。
ただ、彼の前では普通の女でいたいだけ。
自己満足の為だけに、彼に尽くす女でいたいのだ。
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