ディフェンド ”命” ?

 2006-02-25投稿
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 「んあっ?今日も龍華いねぇのかよ?今日で一週間目だろ?」
 「うん・・・藻先生に聞いたんだけど、同じことしか言ってくれなくて」
 「ま、とりあえず練習しようや!」
 「うん・・・」

 啓吾達、外に出る。
 「って言っても、やることない・・・な」
 「練習・・・・」
 と、啓吾達がたちが立ち尽くしていると、近くから男の声が聞こえてくる。
 「お〜い!御前ら、龍華の仲間だよな?」
 その男は背中に大きな斧をしょっていた。どうやら、龍華の友人みたいだ。
 「えっ・・・あぁ。そぉだけど」
 「龍華は、何処にいるか分かるか?」
 「分からないです・・・1週間前から出かけてて・・・」
 「な、なにぃっ!ほ、本当か?」
 「何か用だったか?」
 「いや・・・出かけたか・・・『ディーカ』の所へ行ってないといいけど」
 「・・・!『ディーカ』。何で龍華さんが『ディーカ』の所なんかに?」
 「『ディーカ』から手紙が来てるとかどうとか・・・」
 「そ、そんなこと聞いてないぞ!!」
 「ん?」
 男はキョトンとしている。
 「まぁ、俺はこれから『ディーカ』のアジトに行って確かめてくるつもりだ」
 「あ、あぁ。気をつけてな」
 「あぁ。分かってるさ。ついでに、俺の名前は儘(じん)ってんだ」
 「俺は、啓吾だ。こっちは怜」
 「そぉか。じゃあな!啓吾」
 「あぁ」
 儘は道路に止めてある車の方に向かって歩いていった。それを見送った後すぐに怜はスィークレット・カムパニーの建物の方へと走っていった。
 「ちょっ、怜!!!」
 
 怜、実験・資料室の方へ歩いていく。
 「ま、まてよ!」
 
 ドアがガラッと開く。
 「藻先生!龍華さんは何処に行ったんですか?」
 「龍華は、『ハイト』の所へ・・・―――」
 「本当の事を言ってくだい!」
 「・・・」
 しばらく沈黙が続く。
 「本当は龍華に口止めされていたんだけど・・・」
 「・・・?」
 「龍華は、『ディーカ』の所へ行ったんだ・・・」
 「なっ、何でですか?」
 「君達の命を守るため、さ」
 「えっ・・・俺達の命を・・・?」








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