〜銀〜?

ひかる 未来  2007-06-03投稿
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〜山の主の事情〜

白蛇は話を続けた。
「主はな、自然のおきてで殺されたら殺した者が次の主になるのじゃ。だからワシが殺された事によってその殺した何者かが白光山の主になったのじゃ。」
「そんな厳しいおきてがあんのか…。」
と柚がつぶやく。
「強い者が主になるのは当然じゃからな…」
情けなさそうに白蛇が言った。
「しかし最近、白光山は荒れてきているのじゃ。」
柚は山を見て
「確かに最近緑が枯れてきてんな…。」
と言った。
「どうやらその何者かが荒らしているようなのじゃ。それでワシは一ヶ月間、ワシと一緒に戦ってくれる者を探して回っていたのじゃ…」
と白蛇がうつむきながら言った。そして続けて
「…おぬし、一緒に戦ってはくれんかのう?」
と弱々しく言った。
(!?…)
柚はめんどくさい事に巻き込まれるのが一番嫌だったので気の毒だと思いながら、
「わりぃ…俺は何も出来ねぇ…。」
と断った。
「そうじゃのぉ。いきなり知らない奴に頼まれても無理じゃの…。」
がっかりしながら白蛇は言った。
「わりぃ…。」
柚が続いて言った。
「いいんじゃ。それと後、探している者が居るんじゃが?銀一?という者を知らんか?」
(銀一…?)
〜つづく〜

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