いつか

みう  2007-06-03投稿
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また、今年も夏の匂いがしてきた。なぜかドキドキして心のなかがどこかなつかしくて せつなくなる
また夏が来る………

午前4時 目が覚めた またあいつの夢を見てしまった まだ夢の中であいつに触れていたかった 触れられていたかった
でも もうあいつの匂いは感じることができなくなった 無邪気な笑顔も写真の中だけしか残っていない

空が少しずつ 明るくぼんやりしてきた 車の音 カラスの泣き声 窓からの風が私の足を通り過ぎる

あぁまたソファーで寝ちゃった

あの日からベットで眠ることができなくなった

ひとりでは眠れなくなった

もう少し寝ていよう
カーテンのない部屋は太陽が目覚まし変わり

生温い風

また夏が来た

私とケンジが出会ったのは私が大学2年の夏

今から四年前の夏

ビールが美味しくなってきた20歳の夏


「いらっしゃいませ〜何名様でしょうか」

「二人」

「こちらの御席へどうぞ」

私は居酒屋のバイトをして3ヶ月 少しずつ慣れて今はご案内までするようになった

そこに客としてきたのが
ケンジ。

私は覚えてないがそれが始まりみたい

夏の始まり



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