彼を見失わないように小走りで追いかけた！オズとの契約など頭に入っていなかった…！でも…彼が後ろを振り向いた時とっさに隠れた…彼の顔をそっと見る…ドクン！ 彼の顔も体も変わりない…だけど…彼の喉に銃跡が…その瞬間我を忘れオズまで走った…息を切らしながらドアに手をかけた時に
『遥さん。お久し振りです』
私は彼女に問い詰めた！
『今、彼を見ました！彼を殺そうとしたんですか！？』
彼女は私を見つめ店の中に入って行った。
『彼に何をしたか知りたいですか？』
『もちろんです！』彼女は奥に入り数枚の写真を私に見せた…その写真に写っていたのは血に染まる彼…
『ではまず最初から。私達はカラオケにいたあなたの彼、ゆうじを拉致しました。その後、三か月間でゆうじの薬を抜きました。』
息が上手く出来ない…呼吸が続かない…
『遥さん？大丈夫ですか？』
頷くしか出来ない…
『次に…ゆうじを縛り上げ、二度としないよう誓わせる為、銃を突き付けました。そのまま二か月間でゆうじは誓いました、ところが私の仲間をレイプしようとして撃たれました。私達は殺す事が目的じゃない。もちろん急所ははずしましたよ。』
『そして、本当に改心したと思い手放しました。今はまだ監視を付けています。』
体が震える…彼よりもオズが気になっていた…
『貴方は何者なの？』
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