ヤス#57

チャーリー  2007-06-04投稿
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ヤス#57
「ヤス…母様から何か聞いたか?」
「何をだ?」
「何も聞いていないか…」
「だから…何をだ?そういえば、アイが可笑しい事を言っていた」
「何と?」
「俺が実の子ではないと…母さんに向かって言っていた…お前の子ではないと…サトリは知っているのか?」
「何を?」
「真実を…だ」
「母様は何と?」
「自分の子だと…」
「ヤスはどちらを信じる…」
「勿論、母さんの言葉だ」
「では、それが真実じゃよ。お前は紛れもなく母様の子じゃ」
「そうか…安心したよ。で…困ると言うのは何の事だ?」
「あいや…そうだな…ワシの楽しみが一つ消えてしまう」
「サトリは俺と会う事を楽しんでくれていたのか?」
「まあ、そう言う事だ」「嬉しいなー!俺はね、サトリを尊敬しているよ。見かけは悪いが何でも知っているし、まず、俗っぽくないからな」
「痴れた事を言う。元々、俗物ではないのよ。それに、見かけが悪いのはその方じゃて」「あ、そうだな。すまん、すまん。ハッ、ハッ、ハッ」
「フオッ、フオッ」
「サトリ…」
「何じゃ」
「お前の横の者は何だ?」
「ああ…こいつか?こいつはタットブと言う爺さんだ。たまにしか姿を現さんがね」
「そうか、宜しく」
「クオッ、クオッ」

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