ポツ ポツポツ ザー
晴れた明るいそら。それにどこから降っているのかわからない激しい雨
「雨だなんてきいてないよー。」
流音は独り言を呟いた
「誰か…知り合いいないかなぁ。」
周りには文系の人が沢山いて、傘を差しながら楽しそうに会話している
人を掻き分けながら知り合いを探したが見当たらなかった
流音はザーザー降りの中ピシャピシャと音をたててはしった。
「寒!!冷たっ!!濡れるー!!傘!!」
流音はぶつぶつといいながら走る。
ふと頭が濡れなくなった。まだ雨の音はする。流音はゆっくり後ろを振り返った。
「もう疲れてないんですか??」
そこには傘をさしてくれてる゙僕゙がいた。
「あっ…まぁ。はい。」
゙僕゙は楽しそうにニコニコしていた。
「あれ??そういえば傘さしてませんね??」
「あぁだから走ってたんです。」
「なる程ですよね」
話が通じているのかいないのか流音は微妙な気持ちだった。
「お名前なんていうんですか??」
「僕ですか??」
゙僕゙は驚いた顔をする
「春田智種ハルタトモクサって言うんですよ。あなたは??」
「私は鹿角ハルネしっていいます。流れる音でハルネなんです。」
「゙ハル゙が一緒ですね!!」
智種が嬉しそうに言った