眩しい微笑み06

 2007-06-05投稿
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〜前回のあらすじ〜
いつものようにミサキの見舞いに行ったらミサキさんが熱でたおれてリクはいけない妄想しちゃって、あげくのはてにミサキを抱きしめちゃって二人とも固まってたら電話が鳴りました・・・
なんて適当なあらすじでしょうね。すいません




沈黙を破る電話の音。僕の真っ白になっていた頭が色を取り戻す。
「あっ・・・僕っ出ますねっっ」
ミサキさんから慌てて離れて僕は立ち上がる。
何やってんだ僕、どうみても変態じゃないか。あーどうしようどうしよう・・・


「・・・か」
「はい?」
ミサキさんが小さく呟いて立ち上がった。
「どうしました?」
「・・・この馬鹿っっ!!!」
ミサキさんの怒声とともに僕の頬に何かがのめりこむ。
ミサキさんに殴られた、と気付いたころには天井が見えて。
よく見ると壁紙って淡ピンクだったんだー、だなんて思って、そのまま、頭から床にダイブした。
電話の音がやけに大きく聞こえた。


「はい?もしもし?」
ミサキさんの声が聞こえる。
しばらく「はい」と言う言葉のあと、いきなりミサキさんが大声を出した。
「本当ですか!!?」
何だろう?僕を警察とかにでも引き渡せるとか?あーどうしよう。

「わかりました・・・では・・・」
ミサキさんが受話器を置いて、まだ寝ている僕を見た。
その顔は泣きそうだった。

「リク・・・あのこ・・・目覚めたって」
そう言うとミサキさんの目からおおつぶね涙が一つこぼれた。

あのこ、とは事故で意識不明になっていたこだ。ずっとミサキさんはそのことを責めていた。

「あのこのお母さんが・・・お見舞い来てほしいって」
ミサキさんが小さな声で言った。

「じゃあ行きましょうか。でも明日ですよ?まだ熱があるんですし」
僕は相変わらず天井を見ながら言った。この体制楽だ・・・。
「うん・・・」
ミサキさんが少し笑みを浮かべて、そう言った。


次の日、ミサキさんは全快した。



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