白い光は消えていき、優斗は目を覚ました。
・・・利奈の声で。
「優斗っ！！｣
「・・・利奈？｣
ゆっくりと起きあがると、そこは校庭だった。
「・・・俺・・・。｣
「優斗ってば、屋上から落ちるんだもの。急いで、教室から出てきたよ。でも、よかった・・・。優斗、怪我してないし。｣
利奈は涙ぐんでた。
「・・・ごめん。・・・
ありがとう。・・・助けてくれてありがとう。｣
「・・・優斗が優しい。素直だっ。・・・なんで？｣「待て。どういうことかな？｣
「・・・名前負けしてたもの。今は・・・変わったね。どっか、頭打った？｣
「・・・打ってねぇよ。
返事がしたい。｣
「へ？｣
「ひどいこと言った。・・・ごめん。・・・俺さ。｣
ここは裏通りを抜けたところにある魔法製品屋。
「蓮ってば、さすがね！｣「ありがと。岬。｣
悩みを持った方々を魔法製品で解決してくれる、夢のお店。
「・・・次はあなたの悩みを解決しましょう！｣
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