深愛 街

ロベルト☆ヤッチョ  2007-06-06投稿
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フリューゲルスの存続が出来なくなって、新たな旅立ちを委ねたように、僕も残りの高校生活を過ごしていた。


どんなに頑張っても結局親会社次第なんだって気付かさせられた。

そんな木漏れ日のある日、一本の電話が入った。


電話の主はユース監督でフリューゲルスの最後の天皇杯を見に行かないかなたいかと誘いだ。



僕はサッカーを辞めたし、関心もなかったけど、仲間と逢いたかったから承諾した。


久しぶりに見る三ッ沢競技場は、懐かしい気持ちと寂しい思いが交差していた。



フリューゲルスの選手は静かな闘志を燃やしながら試合をしていた。回りの友人たちは興奮するよりも、寧ろ、あのユニホームを来て、ピッチにたちたかったという思いがあった。


試合はフリューゲルスが勝ち、僕らはユース監督と供に選手の控室に向かった。



顔なじみの選手たちが僕らを迎えてくれた。思い思いに話をしてると、サンパイオ選手が僕に近寄り肩を抱き、微笑んで話をしてくれた。



僕にとってそれは、地元の高校との練習試合以来の再開だ。



僕も彼の手をにぎりしめその気持ちに答えた。




その日の帰り道、僕は電車の中で、外の景色を見ていた。



サッカーは楽しいと思いながら、もう辞めたんだといい聞かせながら



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