いつも頼るのは僕の方で、誰ひとりとして、僕を頼る人はいないんじゃないか。 そんな風に考えるとき、孤独を感じる。 街は人であふれかえっているけれど、いったい僕は、その中のどれだけの人と関わりがあるのだろう。 考えながら昼の大通りを歩く。 すれ違う多くは、スーツを着たサラリーマンか、昼食を終えたばかりの近所の大学の学生。 なんの目的もなくただ歩いているのは、僕だけみたいにみえる。 6月の太陽が孤独な僕を焼く。
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