軽快な音…
とでも言うべきか、その二人の卓球は速いというよりは美しかった。
まるで違う世界、まるで違う…
帰路には、昨日僕を泣かせた太陽がいた。
何故だろう。
今日はいいことがあった気がする。
やることもないので寝ることにした。
しかし…いや、やはりというべきか…
寝れない。
暗闇の中、考えることは…
あの軽快な音
一球一球の流線型
そして
奏でるその二人
その二人に
ある世界を見せられた。
その二人に
僕は魅せられていた。