SK!P-4

やいせ  2007-06-08投稿
閲覧数[355] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「誰?」
意外と早く出た。機嫌はぼちぼちのようだ。体調も悪そうとは言えない。
「私。みかん。開けて。」
頭の悪い子供の用に簡単な単語でみかんが返す。
「ああそれと‥」みかんがと続けようとすると
「いい、見えてる。」
一瞬エスパーかと思いウキウキしたがすぐにカメラの存在に気付き冷静を取り戻した。あぶねえ。
「ん?なに?」とみかんが訊く
何でもない。通信が切れドアが開いた
上までエレベーターで移動。黙っているとその空気に耐えられそうになかったので、お前らは中学どこだったんだ?と切りだす
「伊勢中よ。」
伊勢って、そこ小中高エスカレーター式じゃなかったか?
「今年から別々になったの。あんたは?」
原井中だ。
「聞いたことないわね。」
そうか。出来立てだからな。合併したんだ1中と5中だったっけか?
「母校なんだから覚えときなさいよ。」
2年の中ごろ田舎から転校してきたんだ。
「ふーん。そう」いかにも興味が無いって感じで相槌をうつ。
「あ、着いた。」らしい。
23階。25階建のこのマンションで23階というのだから家賃もばかにならないだろうな。
「そうね。」
みかんはインターホンを押した。「来たわよ。」
少しして鍵の開く音がしてドアが開いた。
「うぃっす!」とみかん



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 やいせ 」さんの小説

もっと見る

ノンジャンルの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ