龍雅は廃校の屋上に到着し、人質を取っていたテロリストを次々と葬り去った。
ストライカーに乗り込んだテロリストはその様子を見た時、龍雅に銃口を向けるもシェイルの操るディア=パノスの手に掛かり阻止された。
シェイル「さすが龍雅だね、救出部隊より早く駆け付けるとは…」
テロリストのパイロットの一人がこう叫んだ。
テロリスト「く…くそぅ!!こうなったら!!」
テロリストのストライカーは人質の集団に銃口を向けた。
しかし、拘束から解放された人質達は脱出するために次々と分散し狙いが定まらなくなった。
テロリスト「…クソォ!!バラけるな!!」
次の瞬間、狙いが定まらずうろうろしていたストライカーに対し救出部隊側のストライカーが全機マシンガンによる一斉掃射を開始した。
救出部隊パイロット「もう恐れる心配は無くなった!!くたばれぇ!!」
数のうえではまだまだ不利な状況にあるように見えるがテロリスト側のストライカーはディア=パノスと同じく何世代も前の旧式のストライカーなので寧ろ有利な状況になりつつあった。
校庭での戦闘が激化する中、龍雅も屋上で拳による戦いを繰り広げていた。
龍雅「なぜあえて貴様を始末しなかったかわかるか!?」
龍雅は相手の顔面向かって拳を繰り出しながら問い詰める。
相手の中年くらいの年齢の男は息を切らしながらこう答えた。
男「私が…隊長だと…思ったからか!?それとも…貴様が…弾切れだからか!?」
互いに攻撃と防御を繰り返す中、龍雅はあることを指摘した。
龍雅「貴様らの目的は何だ?それと何故丸腰の俺に対してアーミーナイフの一つでも使用しないのだ!」
次の瞬間、男から驚くべき言葉が帰って来た。
男「…これは…メッセージだ!!我々こそが真の『革命教団』…だと…そしてハーツは…ただの詭弁…!!」
龍雅「…貴様の方が詭弁だ!!」
次の瞬間…龍雅の右ストレートが男の顔面にヒットして男は給水塔に激突した。
龍雅「何が違うのだ!?お前らは新帝国をでっちあげ民衆に破壊と略奪の暮らしを強いた」
男は軽く頷いた。
男「否定はしない…だが…それはティンジェルが首領の座についてからだ…」
龍雅は動揺した。
龍雅「…馬鹿な…」