声をかけるでなくただ図書館の窓際に座り本をみる彼女を僕は音楽を聞きながらみていた。特にわけもなくその時間がゆっくりと安らぎにみた。
一人の夜は長い。
テレビや、ラジオも特になく、友達同士の飲み会も特にない。
僕は夜の街で過ごすことが多くなった。
しばらくすると、ある求人を見つけた。
ホストクラブ
BLUE SEASON
ホスト募集中
その紙を見て、僕はホストクラブの門をたたいた。出向かたオーナーは、僕を見て、こう言った。
スポーツしていたのか?体か頑丈そうで安心した。
オーナーは昔、高校球児で、親の借金を返すためにホストになり、苦労を重ね、独立したばかりらしい。
そのせいかメンバーは苦労人が多く、みんながファミリーのような感覚で接してくれた。
僕は夜のこの街で、新しい場所を見つけた気がした