決定権

まあ  2007-06-12投稿
閲覧数[216] 良い投票[0] 悪い投票[0]

出会いはあるのに、結局気付けば恋愛が成立しない。でも自分に問題はないと感じていた。ただ運命の相手ではないと思ってた。あの日までは。

『なぁ、俺、彼女できた』えっ?聞いてない、、、。私が気を持ってる事、わかってるじゃん。と思いながらも『ふーん、おめでと』
心にも無いこと言ってる。
『・・・』
『・・・』

『じゃぁ、そういうこと』雅司が離れる。
これでいいの?
頭の中で、ぐるぐる回る。
『うん、もう遊べなくなるねー』素直じゃない私。
何、言ってんの? でも口が勝手に動く。


『俺、お前みたいな奴、初めて。かわいくないな、じゃぁ』


ぽろぽろ涙が落ちる。
違う。待って。好きなの。イヤ。付き合わないで。
言葉が出ない。
雅司には届かない。


『泣かれても困るだけだよ。涙を見せる前に、泣いてる理由言わないと』

雅司だった。

『お前、そのままでいいの?お前の事、大切な友達だから言うけど、気持ちって言わないと伝わらない』

雅司とは今も友達だ。

あの日から素直になろうと思った。私の何にもならないプライドは捨てた。

『雅司、彼女と別れるまで待ってる』

『別れたらな』

私の恋愛は今からがスタートだ。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 まあ 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]
憧れのモデル体型
2800円で可能!?


▲ページトップ