たかだか一人の人間のくせに・・・
声に出してみた
どうやって自分の世界をつくりあげていけばよいか
そんなことばかり考えていた十代はずっと前に終わった
身売りの果てに花が咲いた
笑うと月が丸く見えた
見上げて涙は枯れた
今一度
これからのことは考えなくていいんだと
自分に言い聞かせた
体を張るべき時をずっと待っていたことに気ずいた
暴力という名の表現を
通りすがりの流れゆく人達に
一方的にたたきつけてやらなければ
俺は
一体
どこで
体張ればいいというんだ