ねぇ。あなたはグラナデンの赤い空を覚えていますか・・・？
「明日またココに来て、この空見ような。」
「ぅん。約束だよ。」
そう言って指切りをしたのに・・・
次の日あなたは来なかったね。でも知ってるよ？
赤い空に光るあなたの涙を・・・
きっと何か会ったんだよね？
(明日またココに来ような。) (ぅん。約束だよ。)
〜♪〜♪〜♪〜
君とお揃いの着メロが鳴った。
ディスプレイには君の名前
『もしもし・・・？』
「ごめんな。ごめんな。ごめん・・・」
『謝らないでょ。謝らないで！！』
「泣かないで。笑ってて」
『・・・寂しい』
「うん」
『ふぇっ・・バカ！』
「うん」
『つらいのに、寂しいのに』
「うん」
『・・・すき』
「うん ｸﾞｽッ・・・」
『泣くなバカ！笑』
「泣いてね〜笑」
ほらね？こうやってふざけあったり・・・いつも通りだよ？いつも通りの二人。戻れるよね？
「・・・そうやって笑っててな。俺がいなくなってもそうやって笑ってて」
どうして？私からいなくなるの？
「好きだ。好き。好きなだけなのに。。。っ」
『運命はつらいね。』
「うん。。。お前は俺と出会えて幸せでしたか？」
『幸せだったよ？今も。』
「離れたくねぇよ・・・っ」
『またどこかで会えるよ』
「そしたらまた俺と付き合ってくれる？」
『そしたらまた私と付き合ってくれる？』
「あったりまえじゃん笑」
『良かった・・・笑』
「その時は結婚しよう。
絶対にお前を探しだすから」
『うん』
「そしたらこうやって後ろから抱き締めるから」
持ってる携帯を落とした。後ろから香るあなたの匂い大好きな匂い。
「泣くなよ。」
「泣いてないもん」
彼は親指で涙を拭い、そっと口づけをした。
「じゃあ、またな！笑」
「またね！笑」
いつもとかわりない別れ方また明日もココで会えそうな・・・そんな別れ方。
また会えるよね。
後ろはもう振り向かない。
グラナデンの赤い空は今日も綺麗で不思議と泣けたんだ。
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