二年生になると、多くの授業をとることにした、その分、ホストの時間を少し早めにすれば帰りの電車には間に合うだろうと考えた。
僕はオーナーに相談を持ち掛けた。
話を聞いたオーナーは、こう尋ねた。
ホストで生きたいか
僕は今の生活は好きだけど、まだわからないと答えた、
オーナーはタバコを一本吸って、こう呟いた。
おまえにはホストになってほしくない。諦めた夢をおってほしい。
僕は、それって辞めろということかと尋ねた。
オーナーはそうだと答えた。
僕は納得がいかず、説明を求めた。
すると、店のメンバーも集まり、オーナーは、俺を始め、みんな夢を諦めなければならなかった連中だ。みんなおまえを見て、自分が叶えられなかったものを託したいだよ。このままこの街では過ごしてほしくないんだ。
だから今日で辞めてくれないかな
オーナーは苦しい顔で話した。みんなの顔もそれを語っていた。