ダラスに指名され、第1弓小隊長のケイン・ディアスが椅子から立ち上がった。『私は我が弓小隊の能力を存分に発揮出来る作戦が良いと思います。先ほどラッセル殿が述べた敵を火だるまにする作戦がこういった森林地帯付近では非常に有効的です。それから、木々の上に弓兵を配置させれば、状況の把握などが素早く認識出来るようになるので、1つ目の作戦も採用するべきです。もし、失敗して撤退出来なくても、我が弓小隊はアルベニアの為なら命を捨てられます!司令官殿!今回は作戦は是非とも、我が弓小隊に活躍の場を与えて下さい!お願いします!』 弓部隊はほとんど歩兵部隊の援護射撃が任務で、活躍出来る場が少なかった。その為か、今回の作戦内容次第では、ケインにとって英雄になれるチャンスだったのだ。