瑞枝「―アナタは今、軍に保護されて、ある施設にいるの。」
祐希「"ある施設"?」
瑞枝「えぇ、そうよ。軍と関わりないといえば少し違うけれど、アタシ達はほぼ別の組織だわ。」
祐希「んだよ"ほぼ"って…つかアンタ今軍に“保護”されて、っていったな?アレのどこが保護なんだ!?」
瑞枝「確かにね、強引ではあったわ。でも仕方ないじゃない。とりやえずココへ連れてくるしかなかったのよ。
…だって突然“アタシ達”のなかに“アナタ達”もはいるっていったら、驚くでしょう?」
理解ができない。
祐希「……(何言ってんだコイツ)」
馬鹿みたいにミズエをみる。
瑞枝「ほら。あ〜でもこの事話すのはまだ先ね、
アナタはまだ初歩的なこと知らないもの。…そう、話の“基本”をね?」
祐希「基本って」
女はたんたんと話を進めてゆく。