「お〜い?チョット待ってくれよ〜」
「だって…」
そこで、夢は途切れた。
随分前に成るかな。
初恋の頃…
小学3年生の時代…
小さいのに、綺麗で可愛かった。
おとなしい子やったのに、面倒見が良かったさ。
「俺は、お前が好きじゃ」
って言ったら…
泣きながら帰ってしまった。
俺も、泣いたさ。
でも、考えたら、告白するの早かったさぁ。
で、考え直して。
時期を見て、又告白したらさ。
「貴方は、他人の心が読めない人なのね」
だってさ!
諦めたさ!
で、二十歳の時に、その彼女からの電話でさ。
映画見たいって…
小学生の時より、美しく、輝いていたさ。
でも、諦めたさ。
彼女にたくさんの彼氏が居たみたいだし。
俺とは、不釣り合いだし…
数年後…
何故か、彼女と結婚して、子供を二匹作ったさ。
運命なんかな。