佐藤は絶望と恐怖でいっぱいだった。佐藤だけでなく他の奴らも…しばらくの沈黙が続いた…しかし石口は気付いた。最初初対面だと思っていたが 全員同じ小学校を受験していたのである。そしてここにいる全員は受からなかったのだが。しかし、なぜここに集められたのだろうか?そんなことより、なんとか全員鍵探しに協力するようにしむけなければとおもった矢先だった
「でも探さないと死ぬんじゃないかしら?」
中村が言った。
「どうして?」
高橋が怯えながら聞く
「だってここは私たちが生活できる環境が調ってないでしょ?なら探して さっさと脱出したほうがましじゃない?」
中村が全員に聞こえるように声をだいにしていった。
「たしかに…」
高橋が頷きながら言う。
「でもトラップが何か分からないじゃないか」
佐藤が言い返す。
「そうやすやすと死ぬよりはましだ!」
桜田がいう。
すると全員が探す気になっていた。石口は地図を詳しく見た。まず一階、一階は広い宴会場があるだけ。だがいように広い 。四百人…いや五百人は入るだろうか。二階は客が飽きないようにカジノやゲームセンター、さらに疲れをとってもらうための大浴場がある。さらに客室が二十室ほどある。三階・四階は客室のみで三百室はある。さらに 地下室がありワインセラーだ。この館を探すのか…全員はそれだけで疲れがでてきた。