瑞枝「正確にはあのビルは地面から下にむかって建ててあるるの。つまりここは地面の中。空間があるのね。名前はグラウンド・ドームと呼んでるわ。
最近、避難訓練が増えてたでしょ?そのシェルターは全部これに続いてるものなのよ。」
祐希「地面って…‥どーして太陽が?」
瑞枝「アレは太陽のような光をだす装置、軍のものよ。あれで地上と何ら変わらない一日が表現できるの。」
祐希「あの避難訓練、シェルターはその…使真ってのと関係があんのか?」
瑞枝「えぇ、ご推察の通り…。――さぁ、とりあえずお話はここまでとして…‥そろそろ動けるようになったんじゃない?」
祐希「え?」
動けないことを忘れるほど頭がパンク寸前らしかった。半信半疑で手を握ってみる。手が動いた。
祐希「ぁ」
瑞枝「なっさけないアホ面ね、シャキッとなさい。」
祐希「んだよ、」
瑞枝「シホ=コンノに会いにいくわよ。」
――俺たちはそれからまたどっかの施設に向かった。っていっても瑞枝とかいうコイツの話によるとヒトツの敷地内にたくさん役目別の建物があるわけらしい。
祐希「(どんだけ広ぇんだよ…)」