いや、あまりにも速すぎた俺も悪い。
「ははは、うん。それじゃ」
おう。
試合再開。矢上にやり返す気満々だった俺は、そのためのプランを組んでいた。
よくやってくれたな矢上よ。今度はオーバーヘッドキックでお前の顔をアンパ○マンの様に、交換してやるよ。
今、ボールは‥っと。関口か。おっしゃ!関口パスだ!
「えっ?あぁ、うん」
きたきた!上原スペシャルウルトラアルティメットボールストライカー!
「あぶねっ」避けやがって…
っ、腰を通常じゃ考えられない程に捻ってしまった。あと一回しか撃てない‥!
仕方ない、命をかけてボールをぶちこんでやる!
生きるか死ぬか、一世一大あるか無いかの冒険だ。
直後、ボールがきた!死にやがれ矢上ぃぃい!
―――クリーンヒット!
ぎゃぁああああ!こっ腰が!
「うっ上原?大丈夫?凄い音したよ?」
関口か。‥駄目だ、スゲー痛い。だが、矢上はしとめた。
「上原はちょっと、頭がおかしいよね。」
今言う事か?関口は容赦ないからな。
いてて。やっぱ保健室いくわ
「そうした方がいいよ。うん」
あ?アレは、みかんと潟岡じゃねえか。
なに良い感じになってんだ?邪魔してやる。