〜貧乏神〜

ひかる 未来  2007-06-20投稿
閲覧数[337] 良い投票[0] 悪い投票[0]

真っ白な世界に僕は居る。
僕は死んだ。
何も覚えていないけど死んだ事は、はっきり分かる。

死ぬッて不思議だ。

生きていた頃の記憶はどうやら死んだら?忘れる?らしく死んだ理由、生きていた頃の思い出、何もかも覚えていない。

あぁ、僕は天国に行くのかな。それとも地獄に行くのかな。

真っ白な景色の中でそれだけを考えていた。
そして
方向が分からない中、時間の流れるままに歩き続けた。

ここは何処だろう。

そんな事を思った時、黄色い光で辺りが輝き神が現れた。

神…様…?…

お前に使命を与える。

使…命ですか?…

そうだ。お前には生きゆく者達の世界でやらなければいけない事があるのだ。

何をやらなければいけないのですか?僕は、それをやらなければ天国に行けないのですか?

あぁ、そうだ。使命をやらなければ天国に行く事は認めん。
そして、お前の使命とは?貧乏神となって生きゆく者達の幸福を奪ってくる?事だ。

…ぇっ…?…

さぁ、生きゆく者の世界に行くんだ。

ちょっと、待ってくださ…

辺りの景色はまた真っ白になって分からなくなってしまった。

何故、僕がそんな事を…
何故、神がそんな使命を…
つづく

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 ひかる 未来 」さんの小説

もっと見る

ノンジャンルの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ