ディフェンド ”血に染まる仲間達”

 2006-03-02投稿
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 ―2年前―\r
 「いっちょあがりぃっ!!」
 龍華の仲間の少年が言う。
 「はぁ、これで何人目だろぅ・・・」
 少女が言う。周りには何人ものアジトの仲間が倒れている。
 「大丈夫か?」
 龍華が走ってやってくる。
 「あぁ。大丈夫だ」
 「さぁ、先に進・・・―――」
 その時、ドンッという銃声が聞こえる。
 「りゅ、龍華さんっ!!!」
 目の前には、肩を銃で撃たれ倒れている龍華の姿が・・・。
 「フッ・・・。まず、1人」
 「だれだっ!!」
 奥から、銃を持った男が現れた。
 「アンタが龍華さんをっ・・・」
 「まぁ、そぉいうことだなぁ」
 突然、男の後ろから何人もの男の仲間が少年達を囲んでいく。
 「ちっ・・・囲まれた・・・」
 「龍華さんはどうするの・・・?」
 「龍華さんの所へは行かせないようにすればいいんだ」
 「了解」
 と、言って少年達は次々と男の仲間を倒していく。だが、人は益々増えるばかりだ。
 「ん・・・っ・・・」
 龍華が目を覚ました。命には別状は無かったようだ。
 「これじゃ、きりがない・・・・」
 その時、龍華のほうに銃が向けられたのが少女の目に映った。
 「龍華さんっ!!!」
 少女は走って龍華の前に立つ。だが・・・―――。
 「!」
 「・・・!!!!!」
 銃で、胸を打たれ少女が倒れる。
 「龍・・・華さん・・・ゴメンなさい・・・―――」
 少女が目を閉じる。
 「・・・っ・・・―――」
 「御前っ!なんて事を――――っ!!!!!」
 怒った少年が男の方に走って行く。
 「フッ・・・―――」
 
 「な・・・っ・・・・―――」
 少年の胸に刃が刺さっている。血がぽたぽたと刃を伝って地面に落ちてく。
 「これで、全員動けねぇ、か」
 「2人ともっ・・・―――」
 「そこの女を殺すのも詰まらんな・・・時期出血が多くて死ぬだろうよ」
 龍華の肩からは大量の血が地面に流れていた。
 「女。感謝しろよ・・・じゃあな」
 
 その後すぐに『スゥィート・カムパニー』に連れて行かれ処置されたが、
2人は治る事も無く死んでしまった・・・。
 
 これが、龍華の過去である・・・










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