君を愛しています

かのん  2007-06-21投稿
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私の恋は“甘酸っぱい”苺のような恋でした。

私は、彼の無邪気な笑顔にひかれた。
初めて会った時は、乱暴で怖いと思っていた。

でも、人一倍“思い”を伝えることが苦手な私を助けてくれたんだ。

先生逹には、『不良』ってことで冷たい目で見られる彼。
でも、私はあなたのことを外見判断する人たちが、嫌でしかたなかった。

一人で悩む私を後ろから見守ってくれる彼。

私は目立つ方じゃなくて、逆に嫌われていたかもしれない。


でも、そんな私をほっとかない君に“ありがとう”を言えた日には、君はとびきりの笑顔を見せてくれた。
1日が暖かい日になった。

いつの間にかね、こんな地味な私が君を好きになっていたんだ。


彼のおかげで、クラスの人で友達が増えた。

自分から言えた“よろしく”の言葉。

君に出会わなかったら、言えずにいただろう。

彼は、私にある時言ったんだ。

『もう・・・話さないとこうか・・・。』

私は頭の中が真っ白になった・・・。
どうしたんだろう

私のそばが・・・嫌になってしまったの?

彼は、悲しそうな笑顔を残して・・・

私の前からいなくなったんだ。

何も考えれずにいた。

友達の言葉に反応が返せなかったり、ボーっとするのが多くなった。

何も聞こえない状態。

でも、勢いよく入る言葉があった。

『ねぇ、彼のこと嫌いになったの?』

『え・・・嫌いになんて・・・なれんよ。』

『でも・・・噂で、“嫌い”って流れてるよ!?“怖くて嫌い”とか。』


私はなぜか、足が動いた・・・彼を探している。

迷惑かなぁ・・・とか、考えたりした。
その噂のせいで離れたのなら、精一杯に誤解を解きたい。

私はどこにいるのか分からない彼を泣きながら・・・探した。

彼は、廊下に座っていた。

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