君を愛しています

かのん  2007-06-21投稿
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『馬鹿!』

私は泣きながら言った。
『はっ!?』
彼はビックリしたような顔だった。

気持ちが整理できなくて、言葉も何を言えばいいのか分からない・・・。


あなたを見つけることで・・・精一杯で・・・。


その悲しそうな顔を見るだけで・・・胸が苦しくて・・・。
私は思わず・・・君に抱きついてしまったんだ。

『バカ・・・バカァ。』

喉がつまりそう。

苦しい・・・苦しいよ・・・大好きだよ。

『嫌いに・・・なんなよ・・・。』
彼はそう言ってギュッッときつく抱きしめる。

自然と不安はなくなって、涙がボロボロ溢れてくる。
『好きだよ。』

彼が言った、静かな誰もいない廊下。

あまり人が通らないとこ・・・静かに、
『私もだよ・・・』

初めての告白。君で良かったとすごく思います。

涙って、本当に嬉しい時にも流れるんだ。


彼は急にパッと手を離してしゃがみこんだ。

彼は『良かった』と言って顔を押さえていた。
耳まで真っ赤にして。

胸がキュンとした。とても恥ずかしい気持ちで、一生ずっと一緒にいたいと思った。

叶わない願いだけれど。
それは、私逹に一秒ずつ近づいてきている。


私は彼の手を握った。

そして教室へ向かう。

歩く時に恥ずかしくて、君を見れなかった。
私たちは違う教室で、離れる前に彼は手を強く握った。

私が教室に入ると、友達が驚いた顔で私を見る。
そして、私は友達に話をした・・・この時がとても幸せだった。

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