硝子のグランディエ序章

タジリ  2007-06-24投稿
閲覧数[150] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「お母さん、あのお人形さん欲しい」

「アラ、あなたが物をねだるなんて珍しいわね。いいわ、買ってあげる」
「わ〜い、可愛いお人形さん」
「本当に可愛いわ、まるであなたのように…」

―翌年―\r
「すばらしい、これだけの力を…」
「どうしてなのお母さん、おかしいよこんなの!」
「グランディエ、よくて?貴方は私の自慢の子よ。人形のままではおわらせない」
「なにいってるかわからないよ!!
お母さんお願い、死なないで!!今よりもっといい子になるからっ」
「私は貴方を生み出せて良かったわ、そして貴方に殺されるのも本望…。
もう私のことは忘れなさい、一人で未来を…」
「お母さん!?お母さんっ!!」


さて、かくして操りの糸は断ち切られ、大切な物と引き替えに哀れな人形は自由を手にしました。
彼がどうなったかはまた後程……



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 タジリ 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ