バラバラ?

ひかる 未来  2007-06-25投稿
閲覧数[695] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「お前も手伝ってくれよ!」

早く荷物を運び出してこの和室から出たかった。
「…あぁ。」

黙っていた友達は一緒に荷物を運んでくれた。だが、和室を見渡しては荷物を運ぶのを止めてしまう。
そんな友達を見ると恐怖が込み上げてくる。

「…ッなぁ押し入れの上の荷物出すからさ、ちょっと運んでくんね?」

「あぁ。いいよ。」

押し入れの上の棚のようなスペースに手を伸ばして荷物を取りだそうとしたが、なかなか届かなかった。

「届かねぇは。ちょ…椅子取ってくる。」

そう言ってリビングに椅子を取りに行った。
その時。気付けば良かったのに俺はまったく気付かなかった。
友達の顔が青ざめていた事に…。

椅子を持って和室に戻り椅子を台に荷物を取り出そす。

「…ほぃッ。……。
おぃッ!ボーッと突っ立ってんなよ。」

荷物を渡そうとするが、友達はその場でボーッと突っ立っている。
友達の様子からまた恐怖を感じる。

「…ッあ。わりぃー。」

気付いたかのように、友達は荷物を運び始めた。
そしてすべての荷物を運び終えた。

「手伝ってくれてサンキュー!」

「…ぉう。」

「てか、押し入れの上の中ッてなかなか広いな。人、1人でも入れそ。」
中を初めて見渡した。

つづく



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 ひかる 未来 」さんの小説

もっと見る

ホラーの新着小説

もっと見る

[PR]
たった1980円で★
簡単に小顔GET!!


▲ページトップ