中は広くて薄暗い。
それに変な匂いがした。
一通り全体を見渡すと、奥のほうの天井に異変を感じた。
「…んッ?」
よく見ると釘が取れて、天井となっている木の板が取れかかっている。
その取れかかった天井の間から屋根裏がチラッと見えた。
何かあるように見えたけど暗くてよく分からなかい。
その時。
寒気と恐怖を感じた。
「おぃッ!すぐに和室から出るぞツ!」
それと同時に友達が叫ぶ。
俺にも何だか分かった。早くココから出ないと
ヤバイッ!
俺は椅子から降りようとしたが押し入れの上を覗いていた大勢のまま、
首が何故だか動かない!それにすごく苦しい!?
「…がッ…はッ」
そんな俺を見てすぐに友達は異変に気付いた。
そして、何かから俺を引き離そうと必死で俺の体を引っ張る。
「大丈夫かッ!?今、助けっから!」
「……がッ…」
何もないのに何で苦しいんだ!?
何で首が動かないんだ!?
頭の中はそれでいっぱいだった。
抵抗するも一向に苦しいままで目が霞んできた。
その時、押し入れの上のスペースの中からかけて青白い細い綺麗な腕が、俺の首を締めているのが見えた!
そして、その腕をよく見ると肘で切れていて骨がむき出しになっている!
つづく