青空日和。

須藤ゆうこ  2007-06-27投稿
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青空の下を二人の旅人が歩いている。辺り一面に草原が広がっていた。
「疲れた・・・。」
一人が呟いた。
「後3キロ歩けば着くよ。さぁ歩いた歩いた。頑張ってよねーもなか。」
「うー・・・。」
もなかと呼ばれた旅人は力無く呻いた。
「というかさぁ・・・あずきは何でそんなに元気なの?」
あずきと呼ばれた旅人は答える。
「若いから・・・。」
「あずきと私は同じ歳なんだけど・・・。あれ?
その水筒は何?」
「(ぎくっ)ななな何でもないよ−?」
明らかに怪しい。
「あー!!あずき、お水隠れて飲んでたんだなぁ!?」
「えーと、これには深い訳が・・・」
「問答無用ッ!!!!」
「あー!!!町が見えてきた!!」
あずきは脱兎の如く町へ駆けていった。
「逃げるなぁ!」
二人の旅少女は町へ駆けていく。この先にとんでもないトラブルが待ち受けている事も知らずに。



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