そんな感じで今日に至っている。
そして
『そろそろおひらきにしますか』と日向がゆうとみんなは一斉に帰り始めた
そして日向とも別れ、車を取りに向かったとき
『雅君?だよね』
と振り向くとあの人形のような女の子が立っていた。
『梓…?』
『うん。元気そうだね。』
『おぅ。それより車に乗れよ。送って行ってやるよ。』
『他の女の子は乗せないのに?』
『特別にな。』
そういって車に乗せた。
いつものように高速を走っていたら
『前の家に連れて行ってくれないかな?』
と梓は口を開いた
『おう。かまわないけど』
と郊外に向けて走ること一時間。そこはもう誰も住んでいない空き家だった。
『実はね雅君。私あの日から孤児院にいたの』
意外な言葉だった。
俺は驚きに負けて言葉を失ってしまった