バラバラ?

ひかる 未来  2007-06-27投稿
閲覧数[671] 良い投票[0] 悪い投票[0]

ピンポーン…

『すみませーん。宅配便でーす!』

宅配便が家に訪ねて来たようだった。
そしてインターホンが鳴り響いた瞬間、俺の首を締めていた腕がフッと消えていった。

助かった…

安心したが恐怖で今、起きた事すべて訳が分からなかった。
友達も正気に戻ったらしく倒れた俺に駆け寄ってきた。
心配した顔をしながら俺に何か話しかけていたが、何を言っているのか全く聴こえなかった。

そのまま俺は目の前が真っ暗になって、分からなくなった。


頬が痛い。
誰かに叩かれているような…
それにうるさい。
まだ寝ていたいのに…

「…ぃッ!おい!起きろよッ!」

「…!?…」

友達が俺の頬を叩いて起こした。
あまりの頬の痛さや叫び声のうるささに俺は飛び起きてしまった。

「…良かった。死んだかと思って焦ったし。」

「…ん?俺、どうなって…」

「お前、気絶したんだよ。」

「まぢかよ。俺、死んだかと思ったし。
ていうか、さっきのは現実…なんだよな?」

夢であってほしい。
そう心の中で何度も思っていた。

「ぁあ。俺もビビっちまったよ。ああいうのは俺も初めてだから。ッはは。起こるの分かってたのに…」

「…はぁ?…」

友達の言葉に耳を疑った
つづく



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 ひかる 未来 」さんの小説

もっと見る

ホラーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ