「さようなら」

健介  2006-03-03投稿
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「健…?」たまたま歩いていた街中で女の子に声を掛けられた。「なんでここにいるの?」彼女の名は裕子、俺のつい2日前に別れた恋人。実は彼女には「俺にはどうしてもやらなきゃならないことがある。だから俺はここを離れる。」と言って、別れたのだところがそんなのは真っ赤な嘘ただ次の女が出来たからだったのだ。「健!…この人だぁれ?」彼女こそ今の彼女。「も…元カノなんだょ」彼女の名は千香。2人とも俺の大好きな人だ。だが裕子は納得しなかった。「どういうこと?」「まぁ…ま…待てよ2人とも俺はすきなんだよだから勝負してくれ」千香は「何で?」健は「それはもちろん料理だょ」裕子は「なら余裕だわ」千香も裕子も料理は大の得意だから俺はこれを選んだ。俺の好き嫌いは2人とも良く知っていた裕子は中華。千香は和食。で勝負した。右からは中華の香ばしい香りが、左からは和食の味わい深い香りがする。料理が出来て、試食の時。1口づつ食べた。二つとも口がとろけそうになる美味しさだった。だが俺はふと思った。「混ぜると…どうなる?」2つを混ぜると、自然と言葉が出た「引き分けだな」裕子も千香も「えっ?」と口を滑らせた。「この2つに順位は付けられない」と2人を抱きしめ、涙を流しながら言った。「さようなら。」そして健は東京へ出て見事夢であった歌手デビューを果した。



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