「べ…別に何も…」 「嘘だ!!」 直也は花音が言い切る前にそう言い張った。 「そんな挙動不審なお前見たことねぇ!何年間幼なじみやってると思ってんだ!!」 怒りを込めながら直也が言う。 「な…七年」 場を和めさせたい一心でそう呟く。 「だったら見抜けないわけないだろ?」 まわりが唖然としたのに気付いたのか、直也はそう言って屋上まで花音の手を引いた。
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