(へぇ〜、こんな田舎にもいい店あるんだ)
私は雅美の後からお店に入った。
薄暗い店内。カウンターとテーブル席が少し。
髭を生やしたマスターがいる。
(狙いはマスター?)
とりあえず、ジントニックを頼んで 雅美と笑い話をしていた。
「お待たせしました」
そこには背の高い、いかにも遊んでいそうな男が現れた。
なるほどね、わかる。コイツね。
雅美が嬉しそうに話しをしてる。一気に私は相手にされなくなった。
(あ〜、やっぱりくるんじゃなかった)
私はタバコに火をつけた。