・・・・ねぇ・・・・
・・覚えてる?・・・
始めて出会ったあの日の事を。
『早くしなさい!!
何してんの!昨日のうちに準備しときなさいっていってるでしょう!!!』
いつもの朝、息子の一真に怒鳴る私
『毎朝!毎朝!学習能力がないのよ!!ほら体操着!』
『うるさいなぁ〜
朝からよく怒鳴れるよぉ、あっ!!やばい!じゃぁいってくるよ!!』
どこの家庭でもこんなめまぐるしい朝がくりひろげられてる。
『ふぅ〜』
20分だけのゆとりの時間
コーヒーを飲みバタバタした自分を落ち着かせる。
いつもなら朝の番組をみながらテレビに話しかけてるんだけど・・・
2月22日とゆうこの日が・・私をテレビから遠ざける。
『あれから12年かぁ 〜』
ふと手の皺を見る、まだまだはりはあるがあの時の手ではない。
『・・・会いたい・・・』
時計の針が8時5分をさしてる。 はっ!!
『やばい!』
あわてて顔を洗い身支度をする。
会社の上司が脳裏にちらつく、過去に戻りかけていた私をあっとゆう間に現実に戻してくれた。
嫌いな課長に少し感謝した。