え〜。
そういう事もあって大家はめちゃくちゃ困ってたんだって。
母親も精神がボロボロだったッて聞くからねぇ。
大家もその家族、嫌ってたかもね(笑)
と。
書かれていた事をすべて読み終えると、また分からなくなった。
大家のおばさんは、亡くなった家族の事どういう風に思っていたのかな?
考えれば考えると訳が分からなかった。
その時。
パソコンが何もしていないのに、ブツッと切れた。
「…あれ?…何だ?…」
電源を付けたが電源が入らない。
「…ッんだよ!ックショ〜!!」
イライラした。
そんな時に、パソコンの黒くなった画面に違和感を感じた。
「…ッん?…」
ジッと画面を見つめた。
隣の小部屋の壁から女の人の姿が画面に反射してこちらを覗いている!
顔が髪で隠れていて、青白い手をダランと垂らした女の人が。
ゾクッと寒気がした。
後ろをバッと振り向いたが何も居ない。
「気のせい…?」
そう思いたかったが、恐怖で怯えて仕方がなかった。
気味が悪くなって、漫画喫茶を後にしようと立ち上がった瞬間…
「…ゆ…るさない…」
「…!?…」
冷たい息と共に、女の人の甲高い声が耳元に聞こえた。
俺の顔は真っ青になった。
つづく