ねぇ、
こんなに悲しい気持ち、うまれて初めて感じた。
どれだけ涙を流した?
私の中の水分を出したぐらい。
一番“愛している人”だよ君は。
今でもだから、
それは変わらないから、
お願い。戻ってきて、
お願い。笑って?
いつもみたいに、無邪気な笑顔で、
おそろいの指輪。
・・・今君の手には、無くなっていた。
運命ってはかない。
そう思った。
でも、彼のお母さんが私に渡した物。
私の名前を入れた・・・ネックレス。
君は・・・どれだけ私を・・・泣かせたら気がすむの?
君が私に会いに行く前の、彼のバッグの中に、
“可愛い箱”が入っていた。
中には、彼の名前が入ったネックレス。
手紙を読んだ。
ミナへ
ハッピーバースデ-!ミナ!
ずっと大好きだよ!
俺に離れんな。
だから、ネックレスだよ!←?
俺の名前!
ちょっと恥ずかしいし。 でも、これホントだから、俺も離さないしミナも離すな。
愛してるから。
ジツワ一目惚れでした!
ユウジ
涙が流れた。でも笑顔にもなっていた。
“好きになってくれてありがとう。”
君の手を握って言った。
手紙の中の彼は、いつもの無邪気な彼だった。
馬鹿。
一目惚れはあんただけじゃないよ。
私だって一目惚れだった。
気持ちが一緒だった。
指輪がなくても、
繋がってるよ。
ネックレスは2つつける。
君のぶんと、私のぶんだよ。
ずっと離れない。
離れたくない。
私たちは
出会った瞬間からね、“運命”の時間が進んでたみたい。
なににも変えられない・・・。
“愛してる”私の大切な人。