私は中三という人生でも大事な時期に
未だに忘れられない恋をした。
好きで好きで毎晩、泣いた。
叶わない恋
だったから。
あまりにも叶うとわ
思えない恋だった。
理由わ相手が
塾のせんせい
だったから。
死ぬかもしれないと
錯覚を起こすくらいに
好きで好きで大好きで
初めて恋で泣いた。
初めて
恋で
泣いたから
初恋というのかもしれないと思った
中三の6月。
好きになった動機わ至って適当だった。
仲良しな男友達が恋をしたから。
置いてかれるのが嫌だったから。
最初わふざけて
「○○先生まぢ素敵っ」
などと笑っていられた。
最初わ先生の
おもしろい授業が好きで
楽しみだった。
だけど2回、3回と回を重ねる度
どんどん惹かれていくのが
自分でもわかった。
1回目の授業
鮮明にわ思い出せない。
ぼんやりと浮かぶ先生の
声と顔。
少しなまった喋り方と
ユニークな授業。
だけど私わ仲良しな男友達のことで
頭がいっぱいだった。
彼わ引退試合だったから。
そして私わ先生に気付かれぬよう
プリントに書いた。
時間が過ぎるのが遅い
早く終われー
こんなことを書いた自分を
今では許せない自分がいるのだった…。