翌朝…
ードン、ドンー
ジェラルドの家のドアのノック音がした
「うぅん…今何時だ……」
寝ぼけながら時計をみた
ー11:00ー
「ヤベーやっちまった」ジェラルドは慌ててドアに向かった
ーがチャー
ドアが開いた先には不適なまでの満面な笑顔で立っている、ルパートがいた
「おはようさん!ジェラルド」
「あぁ…おはようルパート」
二人のたわいもない会話が続く
「で、ルパート尋問なんだが…」
「気にすんな、お前無しでもちゃんと殺ったさ」
「いやいや…まぁいいか、それよりきちんと情報きいた?」
するとルパートは右ポケットを探り、一枚の紙をニヤニヤしながら取り出した
「もちろん!!聞いたさ、首も城門に吊しておいた」
ジェラルドはルパートの笑顔の理由が今分かった
「で情報なんだが」
ルパートの顔つきが変わる
「あまり良い情報でないんだ」
「いつもの事だ、で?」「今から2日後にヒロニデンに魔族が攻めに来る…」
ルパートが少し押し黙った
「ヒュー将軍には?」
「ああ、伝えた。それから将軍からだ、今から全部隊を総動員して24時間警備を強化するそうだ」
「警備を俺に任せると?」
ルパートがうなづく
「分かった早速行ってくる」
ジェラルドは全力で兵舎に向かった
2時間ご全ての部隊がヒロニデン外門に集まった
続く