第3話『出会い』
…精山高校前
「ご協力ありがとうございました」
警察官は志樹に敬礼しパトカーで去っていった。
??「あのぉ〜私 長谷川由妃 といいます。ほんとうにありがとうございました。」
150センチくらいの小さな女の子だった。
志樹「あッいえいえ。怪我とはなかったですか??」
由妃「はい!! その制服ってあなたもこの学校なんですか???」
志樹「ぁあ〜今日から転校して来たんです。よろしくね。」
由妃「あっこちらこそよろしくお願いします」
「金城君。早く来てくれ」
遠くから先生らしき人が呼んでいる。
志樹「ゴメンなさぃ。手続きとかあるからお先に」と言って走り出した。
由妃「あのッ!!!お名前は???」
志樹「金城!!金城志樹。よろしく」
〜キーンコーン…
手続きも終わり先生に連れられて教室に向う
生徒達は久しぶりの転校生にざわざわしている。
「静かにしろ!! え〜今日から新しく入った金城志樹君だ。仲良く頼む」
『はーい』
生徒が元気よく返事をした。
「じゃぁ金城君の席はそこね」
指示された席に行くと隣にさっきの女の子がいた。
由妃「同じクラスだね!!これからよろしくね」
志樹「由妃ちゃんだっけ!!またよろしく」
そして周りの子とも挨拶をかわしていていると先生が続けた。
「あとこのクラスの副担をしてもらう事になったこちら二宮先生だ」
隼「二宮です。よろしくお願いします」
生徒達がざわざわしてるなか志樹と隼は目を合わせ微かに笑った。